はじめに
こんにちは、たぴ坊です!
新NISAが始まって3年目に入った2026年。「オルカン積立てとけばOK」っていう話はよく聞くけど、それ以上のリターンを狙いたい人も多いですよね。
最近、AI投資ツールとテクニカル分析を組み合わせた戦略が上級者の間で注目されています。今回は、その具体的な方法を解説します。
⚠️ 免責事項:本記事は一般的な情報提供を目的としており、特定の投資を推奨するものではありません。投資は自己責任でお願いします。
戦略の全体像:3層ポートフォリオ
まず、基本的な考え方を整理します。
新NISAで月10万円のリターンを目指すには、「守り × 攻め × ヘッジ」の3層構造が有効とされています。
一般的なポートフォリオ例
| レイヤー | 割合 | 手段 | 役割 |
|---|---|---|---|
| コア積立 | 40% | オルカン / S&P500 | 安定した長期リターン |
| AI投資 | 25% | SBIラップなど | 相場予測と自動調整 |
| アクティブ | 25% | 自動売買ロボット | 短期の上乗せ |
| ヘッジ | 10% | ゴールドETF | 下落時の保険 |
月30万円を投資した場合、各市場環境での期待リターンのイメージはこんな感じです。
好調相場:年利+20〜30%程度
通常相場:年利+10〜15%程度
不調相場:年利-5〜+5%程度
ただし、あくまでも過去実績や試算ベースであり、将来の利益を保証するものではありません。
レイヤー1:積立コア層(オルカン)
なぜオルカンがコア向きなのか
「eMAXIS Slim 全世界株式(通称:オルカン)」が長期投資のコアに選ばれる理由は主に3つです。
1. 全世界分散によるリスク低減
- 米国一本より市場変動が小さい
- 特定国の暴落リスクを分散できる
2. 自動リバランス機能
- 世界の時価総額加重平均に自動調整
- 手間ゼロで最適配分を維持
3. コストが業界最低水準
- 信託報酬:年0.05775%
- 長期になるほど複利効果が大きい
積立頻度は「毎日」がおすすめ
【毎月積立】月1回 12万円 → 年12回のタイミングに依存
【毎日積立】営業日ごと 約5千円 → 年約245回に分散
→ 価格変動リスクをより細かく均せる
SBI証券・楽天証券では毎日積立の設定が可能です。
レイヤー1はテクニカルを使わない
長期積立においては、「タイミングより継続」が重要とされています。一度設定したら基本的に触らないのが鉄則です。
レイヤー2:AI投資層(SBIラップ)
SBIラップとは
SBIラップ AI投資コースは、AIが市場予測に基づいてポートフォリオを自動調整してくれるサービスです。
仕組み
- AIが複数の経済指標(GDP、雇用統計、金利、為替など)を分析
- 機械学習で数ヶ月先の市場動向を予測・継続改善
- 上昇局面は株式比率アップ、下落局面は債券・現金比率アップで自動調整
手数料とコスパの考え方
年0.66%(税込)+ 信託報酬0.16% = 合計約0.82%/年
インデックスファンドより高いですが、AIによる自動調整で市場平均を上回る実績が公式に公表されています(将来の保証ではありません)。
リスク許容度の設定
5段階のリスク設定が可能です。他のレイヤーで安定性を確保している前提なら、AI層では「やや積極的(株式70〜90%)」が選択肢になります。
レイヤー3:自動売買層(QUOREA)
QUOREAとは
AIロボットが日本株を自動売買してくれるプラットフォームです。松井証券・フィリップ証券・岡三オンライン証券と連携して使えます。
ロボット選定で見るべき指標
| 指標 | 目安 | 説明 |
|---|---|---|
| プロフィットファクター(PF) | 1.5以上 | 総利益÷総損失。高いほど優秀 |
| 最大ドローダウン | 15%以下 | 最大下落率。低いほどリスクが小さい |
| 勝率 | 60%以上 | 勝ちトレードの割合 |
| 月間取引回数 | 20回以上 | 少なすぎると機会損失になる |
ロボット選定手順
- QUOREAのランキング画面を開く
- 「プロフィットファクター」でソート
- 上位の中から4指標をチェック
- 3体以上に分散して投資(一点集中はNG)
⚠️ 重要:ロボットは市場環境が変わるとパフォーマンスが落ちることがあります。月1回は成績を確認し、PFが1.3を下回ったら切り替えを検討しましょう。
テクニカル分析の活用法
週次チェックで使う4つの指標
① VIX指数(恐怖指数)
- VIX < 15:楽観相場 → アクティブ層の比率アップを検討
- VIX 15〜25:通常相場 → 現状維持
- VIX > 30:パニック相場 → 現金比率アップを検討
TradingViewで無料確認できます。
② 200日移動平均線の乖離率
乖離率 = (現在価格 - 200日MA) ÷ 200日MA × 100
+20%超 → 過熱サイン(利確を検討)
-20%以下 → 売られすぎサイン(買い増しを検討)
③ RSI(14日)
- RSI > 70:買われすぎ
- RSI < 30:売られすぎ
※ RSI単体で判断するのは危険。他の指標と組み合わせて総合判断が基本です。
④ ボリンジャーバンド
- +2σ突破:上昇トレンドが強い
- -2σ突破:下落トレンドが強い
- バンドが狭くなる:大きな価格変動の予兆
テクニカル分析の限界
どの指標も100%当たるものはありません。テクニカル分析はあくまで「確率論」であり、ファンダメンタルズ分析との併用が推奨されています。
ゴールドETFによるヘッジ
なぜゴールドか
ゴールドは株式との相関係数が低い(約-0.1〜0.2)とされており、株が下落する局面でも価値を保ちやすい特性があります。
過去実績の例(参考):
2022年:S&P500 -18.1% / ゴールド +0.4%
2020年:S&P500 +16.3% / ゴールド +25.1%
ゴールドはリターンを上げるというより、資産全体の下落リスクを抑える「保険」として機能します。
おすすめETF:GLDM
- 経費率:0.10%(ゴールドETFの中でも最安水準)
- 流動性:高い
- 新NISA成長投資枠で購入可能
リバランス方法
四半期ごとに目標比率(10%)を維持するよう調整します。
- ゴールドが12%に上昇 → 2%分売却して株式に振り分け
- ゴールドが8%に低下 → 2%分買い増し
実践!月10万円を目指す具体的な手順
必要な証券口座
- SBI証券(メイン):新NISA口座、SBIラップ、米国ETF取引
- 松井証券(サブ):QUOREA連携用
月次の管理スケジュール
毎週日曜(15分)
- VIX指数の確認
- 200日MAの乖離率を計算
- QUOREAロボットの週次成績チェック
毎月1日(30分)
- ポートフォリオ全体の配分確認
- リバランスが必要なら実行
- ロボットの月次成績評価
四半期ごと(1時間)
- 全戦略の見直し
- ゴールドETFのリバランス
- ロボットの入れ替え検討
リスク管理の考え方
許容損失額を事前に決める
投資を始める前に「ここまでの損失は許容する」という基準を設定しておくことが重要です。一般的な目安として「月次で投資額の-5%を超えたらポジションを縮小する」などのルールを持つ投資家が多いです。
メンタル管理が最重要
- 暴落を想定しておく:-20〜30%の下落は歴史的に何度も起きている
- 毎日チェックしない:見すぎると感情的な売買につながる
- SNSの爆益報告に惑わされない:損失は公開されにくいためバイアスがかかっている
よくある失敗パターン
失敗1:AIに全部任せて放置
突発的な事件や政策変更にはAIも対応しきれないことがあります。月1回程度の確認は必要です。
失敗2:短期で結果を求める
ポートフォリオが安定するまで数ヶ月〜半年かかるのが一般的です。継続が大前提です。
失敗3:手数料だけで判断する
トータルリターンで判断することが重要。手数料0.8%でも年利が大きく上回れば有利です。
失敗4:分散しすぎる
管理できる数に絞るのがポイント。銘柄・ロボット合わせて6〜8種類が管理しやすい目安です。
税金のポイント
新NISA口座の基本
- つみたて投資枠:年120万円まで非課税
- 成長投資枠:年240万円まで非課税
- 合計:年360万円、生涯1800万円
配当金を非課税にする設定
NISA口座の配当金を非課税にするには、「株式数比例配分方式」を選択する必要があります。証券会社の設定画面から変更できます。
まとめ
月10万円のリターンを目指す3層戦略の要点:
✅ コア積立(40%):オルカンの毎日積立で長期の土台を作る
✅ AI投資(25%):SBIラップで市場予測と自動調整を活用する
✅ 自動売買(25%):QUOREAで短期リターンの上乗せを狙う
✅ ゴールドヘッジ(10%):暴落時の保険として資産を守る
✅ テクニカル管理:VIX・移動平均・RSIで週次の大局観を把握する
月30万円の投資元本を前提にした場合、年利15〜25%が実現できれば月換算で3.75〜6.25万円のリターンになります。月10万円を目指すには元本600〜800万円規模が必要という試算になります。
まずは自分の投資可能額から逆算して、現実的な目標を設定することが大切です。
参考リンク
それでは、良い投資ライフを〜💰

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